第46回日本肝臓学会東部会
メインテーマ:「みんなで語ろう肝臓学」
肝硬変診療においては、門脈圧亢進症に伴う消化管出血や腹水、肝性脳症、肝腎症候群などの合併症管理に加え、栄養障害やサルコペニアへの介入を含めた全身管理が、生命予後やQOLの維持・向上の観点から極めて重要である。さらに、患者ごとの病態や背景に応じた個別化医療の重要性も高まっており、栄養療法、運動療法、薬物療法をどのように組み合わせ、実臨床に即した形で最適化していくかが重要な課題である。本シンポジウムでは、合併症予防、栄養療法、サルコペニア対策を軸に、肝硬変症例の予後とQOLをいかに改善するかという視点から、チーム医療も含めた包括的マネジメントのあり方について多角的に検討したい。活発な議論を通じて、明日からの日常診療への還元につながる実践的知見が共有されることを期待する。