第46回日本肝臓学会東部会
メインテーマ:「みんなで語ろう肝臓学」
近年、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD/MASH)に対する診療は大きく進展しており、欧米ではレスメチロムやセマグルチドが登場し、日本においてもセマグルチドの保険承認が期待されるなど、薬物療法の選択肢が広がりつつある。さらに2026年には本邦におけるMASLD診療ガイドラインが刊行され、診療の標準化が進むことが期待される。一方で、診断や治療の際の非侵襲的検査(NIT)による評価、治療の主体を肝臓をターゲットとするか全身・肝外合併症を含めたアプローチとするのか、さらには予後に関する新知見やAIの活用、病診連携のあり方など、今後も検討すべき重要な課題は多岐にわたる。本シンポジウムでは、臨床から基礎まで幅広い視点を踏まえ、ピットホール症例や個別化医療の観点も含め、今後のMASLD/MASH治療戦略について多角的に議論したい。将来のガイドラインの方向性を見据え、実臨床に資する議論が深まることを期待する。